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CiNii(論文情報ナビゲータ 国立情報学研究所)でプロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集を参照した。 少し古いが1999(秋季)の予稿集にある、 「A-53 C/S型受発注システム開発におけるプロジェクト管理事例」 を読んでみた。
これはC/S型受発注システムのリプレースを扱った事例だが、当初のプロジェクト計画が甘く、本稼動に間に合わず、プロジェクト実態把握と建て直しを図るためプロジェクト管理体制を再編成している。 再編成した結果、コストは当初予定の4倍、納期は6ヶ月遅れとなったとのこと。
論文の最後に課題として以下の点があげられている。 1 見積り (1)対象作業項目を全て洗い出す。 (2)作業項目単位の成果物を整理する。 (3)成果物を生成する作業工数を見積る。 (4)未決定項目は、前提条件として明記する。
2 仕様の確定 (1)詳細な機能仕様までを明確にして、ユーザの合意を得ておく。 (2)仕様の確認では、必ず仕様書やドキュメントにて行なう。
3 進捗管理 (1)作業スケジュール(線表)は、工程毎に詳細な作業項目に分解し、担当者のスキルを加味して作成する。 要はWBS(work breakdown structure)を事前にきちんと作成しなさいと言うことだ。